引用元:竜巻 - Wikipedia
猛暑日が続いていますが、今日は三重県で竜巻などの激しい突風が発生しました。また各地域でも竜巻注意情報が発令されてます。普段、私たちが「竜巻」と表現してますが、突風にも種類があり、その注意も必要です。
突風の種類
普段よく使っている竜巻ですが、突風には種類があり、竜巻、ダウンバースト、ガストフロントといった種類があります。このほかにも晴れた日に発生する「じん旋風」などがあります。「竜巻」がイメージしやすく、よく使われていますが、ダウンバーストやガストフロントにも注意が必要です。
竜巻
雷を伴った積乱雲から発生した竜巻 引用元:竜巻 - Wikipedia
wikipediaによると
竜巻(たつまき、英語、ドイツ語、スペイン語:Tornado)は、積乱雲の下で地上から雲へと細長く延びる高速な渦巻き状の上昇気流。トルネードとも呼ばれる。ハリケーンや台風と混同されやすいが、それらとは全く異なる。
とあります。また竜巻の中にもさらに種類があります。
- 多重渦竜巻(multiple vortex tornado)
- 複数の渦がまとまって活動する竜巻群。やや大きな竜巻(親渦)の周囲を小さな竜巻が回転することがある。
- 衛星竜巻(satellite tornado)
- 大規模な竜巻の周囲にできる竜巻。多重渦竜巻とは異なり、構造的には独立した竜巻であるが、勢力は弱いことが多い。
- 水上竜巻(waterspout)、海上竜巻、シースパウト(seaspout)
- 海上で発生する竜巻。「竜巻」だけではなく、海上の「チューブ状砂塵竜巻」や「塵旋風」もランドスパウトに含められることがある。
- 陸上竜巻、ランドスパウト(landspout)
- 水上竜巻と対比して、陸上で発生する竜巻とされることが多い。アメリカ国立気象局(NWS)ではチューブ状砂塵竜巻(dust-tube tornado)としており、地上付近では漏斗雲が見えない代わりにチューブ上の砂塵が渦を巻いている竜巻の事を指す。地上に達しない竜巻によりできることもある。
- 空中竜巻(funnel aloft)
- 渦巻きの下端が空中に存在し、地上や水上に達していない竜巻。「竜巻」に含めない場合もあるが、構造やメカニズムは竜巻と同じである。
まだまだあるようですが、竜巻に興味のある方は、wikipediaでさらに詳しく書かれているのでぜひ参考にしてください。竜巻 - Wikipedia
竜巻への対策
現在のところ進路予測及び発生予知が非常に難しいと言われてるのですが、気象庁では、竜巻ポータルサイトがあります。参考サイト:気象庁|竜巻ポータルサイト
また、ナウキャストというサイトがあり、そこでは注意を呼び掛けています。
ダウンバースト
ダウンバーストで倒れた街路樹 引用元:ダウンバースト - Wikipedia
wikipediaによると、
ダウンバースト(英語:downburst)とは、ある種の下降気流であり、これが地面に衝突した際に四方に広がる風が災害を起こすほど強いものをいう[1]。この突風は風速50mを超える場合がある[1]。
とあります。ダウンバーストは深刻な被害を及ぼすことも多く、特に航空機にとってはもっとも注意すべき突風になります。ダウンバーストによる事故が過去何度か起こっています。
アメリカ合衆国におけるダウンバーストが原因となった航空事故としては、
などが挙げられる。
ガストフロント
ガストフロントの雲 引用元:ガストフロント - Wikipedia
wikipediaによると、
ガストフロント(gust front)とは、積乱雲からの冷たい下降気流が水平に吹き出し、周囲の暖かい空気の衝突した際にできる、上昇気流を伴った小規模な前線のことである[1][2]。
とのこと。ガストフロントは、発達した積乱雲が収まってきたときによく見られる現象のようです。そのために、災害を引き起こすような突風ではないので、台風よりも危険性が少ないと考えられています。ただ、天候が急激に変化した際に、稀に災害を引き起こすこともあるようです。
まとめ
突風にも種類があり、さらに竜巻の中にも色々と種類があり、危険度もバラバラです。また竜巻などは予測も難しいため、事前に対策することは難しいですが、発生が確認された後は、雷やゲリラ豪雨などの災害も考えられるため、外出は避けておきたいところです。
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