長期休暇で英語の勉強をしたい、長期休暇でやることがなくても、とにかく休みたいという方、みなさんはどれくいの長期休暇がとれているでしょうか?今回は長期休暇がもたらす効果についてご紹介します。
TEDスピーチ「長期充電休暇のちから」
今回、僕がインスパイアされたTEDスピーチは、ニューヨークでデザイン事務所を経営している、ステファン・サグマイスター氏の「長期充電休暇のちから」です。
彼は、7年ごとに1年休んで、その期間にいろいろと試すことに当てています。この期間は一切仕事を受けません。デザインという仕事は、どうしても似た発想を繰り返してしまうということから、1年間休業する決意をしたようです。
彼が考えた人生の設計プラン
私たち現代人は 人生の最初の25年を学ぶ事に費やし、 その後40年は 働くために使い そして人生の終わりの 15年余りを老後にあてていますが 、こうしたらいいんじゃないかと思いました 老後15年を10年にして 5年を現役中に分配するのです
日本と大体似ていますが、働いてる期間が大体40年として、老後を伸ばして、7年ごとに1年の休暇をとるという提案です。グラフにするとこのような感じです。
実際に会社で働いている方には難しいのかもしれませんが、結婚していると難しいかもしれないですが、独身の方なら、1年は無理だとしても、3ヶ月〜半年くらいなら不可能ではないと思います。また、結婚していたも、奥さんが働き者で、旦那のワガママを許してくれるようなら可能かもしれません。
長期休暇が会社や仕事にもたらす効果
長期休暇を取ると、周りの目が気になる、出世ができないと思っている方も多いのではないでしょうか?僕も会社員時代は、出世は特に気にしていなかった(にも関わらず早いペースで昇給・昇進しましたが←小さい会社なので)のですが、周りの目がきになっていました。というのも、会社員時代から、頻繁にフィリピンに行っていた為、休みも比較的とっていました(といっても長くても1週間くらいですが)。ですが、ストレスが溜まるだけではなく、長期休暇を取らない人は仕事で成功しない、とまで言われています。
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の調査報告書には「会社に長くいることと、昇給やボーナスが増えることには何の関連もない」とあります。去年、11~15日ほど有給休暇を残していた社員は、すべての有給休暇を消化した社員に比べて、過去3年間、昇進や昇給をしていませんでした(6.5%ほど少なかったようです)。
また、ステファン・サグマイスターのスピーチでは、
7年ごとに1年休むということは 充電を12.5%の時間しているということです 私の会社より成功している企業を見ると 例えば3Mは1930年代以来 自社のエンジニア全員に 自由に研究していい時間を15%与えています 実際に良い結果が出ています スコッチテープという商品もここから生まれました 当初3Mで働いていたアート・フライ氏も 自由時間中に付箋を考案しています グーグルがソフトウェアのエンジニアに 20%の自由時間を与えて 個人的なプロジェクトができるようにしているのは有名です
と、グーグルや3Mといった巨大企業でも、長期休暇相当分の自由な時間が、会社や仕事に対しても効果が出ているようです。ステファン・サグマイスター自身も休みの間に色々とアイデアをストックして、長期休暇後に、そのアイデアを出していくようです。そして、クオリティを上げることで、収入も上げっていると言っています。
働くことの本質的な意味とは?
2年前にTEDで講演した ジョナサン・ハイドは 働くことを3段階に定義しましたが まさにその通りだと思いました 「働くのは仕事でお金のため」は 木曜日には既に週末を待ち望んでいるような バランスを保つため趣味が必要だと思われる状態です 「キャリアのため」だともっと積極的になりますが こんなに一生懸命働いて 意味があるのか?と思うときもあります 一方3つ目の「天職だから」では 金銭的な見返りがなくても 恐らく働いているだろう状態です
みなさんの働くことの定義ってなんでしょうか?もちろん、「お金のため」なのですが、僕自身は、金銭的な見返りがなくても、苦痛じゃない、満足できる仕事をしていきたいと思う今日この頃です。