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楽天売上失速!失速原因と今後の展開について推測してみた

2016年3月25日

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引用:楽天でのインターネット販売とは|ネットショップ開業なら楽天市場

楽天スーパーSALEがもうすぐはじまりますね。今年は例年よりも遅いスタートです。時期的には、毎回月初にあるのですが、今年から色々と内部的に変化があったような感じですね。

売れなくなってきた楽天

昨年は、1ヶ月の間に、スーパーSALE、お買物マラソン、ドドンパ祭など、イベントの連発だった月が多かったです。これによって、疲弊している出店店舗も多かったのではないでしょうか。売れる店舗、売れない店舗、どちらにとってもこのスーパーSALEの功罪は大きかったと思います。

上記のグラフからしてわかるように、2015年はなんとしても2014年の実績よりもプラスするべくイベントを乱発したのでしょう。が、今年からはどうやら、イベントは月1回にするような感じです。まぁユーザー側からしても、イベントを頻繁にされたら、もう何がお得でお得でないか、というのもわからなくなりますよね。その結果かどうかわからないですが、楽天の売上はどうやら失速しているようです。

関連記事:楽天、失速鮮明で危機!ヤフーとアマゾン、怒涛の攻勢であっさり逆転、売上トップ交代目前 | ビジネスジャーナル

しかも、この数字はゲタを履かせたものなのだ。楽天は昨年11月に突如、流通総額の定義を変更した。それまではネット商店街「楽天市場」が中心だっ たが、宿泊予約の楽天トラベルを合算した新しい基準に変えた。この変更により、決算で公表してきた楽天市場の売上高と利益は開示されなくなった。

「伸びの高い楽天トラベルを合算して10.2%ということは、楽天市場の伸びは1ケタにとどまったと考えられる」と分析するアナリストもいる。

途中から、楽天市場と楽天トラベルを合算してきた流通総額ですが、このグラフが今後どのように更新されるか、注目しておきたいところです。

楽天が失速してきた要因

YAHOOとAmazonの攻勢という外部的要因はさておき、個人的に楽天の売上が失速してきた内部的要因を分析していきます。

マスメディアの露出の少なさ

楽天は楽天カードくらいのCMで、楽天市場として、あまりCMしていないですよね。(あまりテレビを見ないのでわからないのですが、スーパーSALEの時にしか見ないような気がします)それに対して、YAHOOとAmazonはCMなど定期的に流している様子。要は楽天はWEBのみでしか、広告を打たず、マスに対しては、何もしなかったのだ。

http://www.rakuten.co.jp/ec/detail/img/img_06_151001.gif

引用:楽天でのインターネット販売とは|ネットショップ開業なら楽天市場

最近になって、メルカリを意識した、楽天フリマアプリの「ラクマ」や、クックパッドを意識した、「楽天レシピ」などCMを打ってきたようなイメージです。おそらく、楽天市場と楽天トラベルでは、補えなくなった流通総額の規模を、違う分野で補おうとしてるのではないかと思う。ようやくマスメディアの露出の低さに気づいたのか、今年になってからは、CMが増えてきている様子。

目新しいサービスが特にない

2015年

  • 1月
    ヴィッセル神戸の全株式を取得し、Jリーグに参入
    海外初の自社クレジットカード『台湾楽天カード』を台湾にて発行開始
  • 3月
    ライドシェアサービスを提供する米国Lyft, Inc.に出資
  • 4月
    図書館向け電子書籍配信サービス『OverDrive』を提供する米国OverDrive Holdings, Inc.を完全子会社化
  • 6月
    二子玉川(東京)の新社屋「楽天クリムゾンハウス」に移転開始(2015年8月24日に正式に本社を移転)
  • 7月
    旅行先の旅行体験(アクティビティー)を個人間で取引できるウェブサイト『Voyagin(ボヤジン)』を運営するVoyagin Pte. Ltd.に出資
    バーチャル試着サービスを提供するFits.me Holdings Limitedを完全子会社化
    「楽天技術研究所」をシンガポール、ボストンに開設し、4カ国5拠点体制となる
  • 8月
    最短20分からの即時配送サービス『楽びん!』の提供を開始
    Android™ OS向けアプリ専用のマーケットプレイス『楽天アプリ市場』を開設

引用:楽天株式会社: 楽天の歴史 | 企業情報

楽天のHPにあるように、2015年は目新しいサービスがない、といった部分が、楽天売上失速になっているように思う。2014年は楽天でんわなど、新しいサービスも始まったが、2015年は特に目立った新しいサービスがでてきていない。

ラクマも楽天レシピもすでに二番煎じ

上記にも挙げたように、メルカリを意識した、楽天フリマアプリの「ラクマ」や、クックパッドを意識した「楽天レシピ」などCMを打ってきているが、これもすでに他社であるサービス。もう二番煎じなのだ。

関連記事:成長続いた楽天、海外事業で減損の「誤算」 | インターネット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

まとめ

海外事業も足を引っ張っている様子だが・・・楽天の今後の動きとしては、国内市場で盛り上がっている、シェアリングエコノミーサービスを展開させていくであろう。ただ、すでに二番煎じとなっている為、 今後の楽天の動きに注目していきたい。また足を引っ張っている海外事業をどうテコ入れしていくか。いずれにしても楽天独自の新しいサービスを生み出していくことが、楽天の今後のカギとなってくるのではないだろうか。

追記

この記事から、「楽天 売れない」「楽天 今後」「楽天 不安」というおそらく、楽天出店者の方?からの検索が多いようなので、以下の記事を作成してみました。参考にしてみてください。

関連記事:ECコンサルが教える楽天出店の売上アップ的なまとめ。

売上アップと楽天ショップ他店舗の売上を確認する方法 

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