引用:楽天でのインターネット販売とは|ネットショップ開業なら楽天市場
楽天スーパーSALEがもうすぐはじまりますね。今年は例年よりも遅いスタートです。時期的には、毎回月初にあるのですが、今年から色々と内部的に変化があったような感じですね。
売れなくなってきた楽天
昨年は、1ヶ月の間に、スーパーSALE、お買物マラソン、ドドンパ祭など、イベントの連発だった月が多かったです。これによって、疲弊している出店店舗も多かったのではないでしょうか。売れる店舗、売れない店舗、どちらにとってもこのスーパーSALEの功罪は大きかったと思います。
上記のグラフからしてわかるように、2015年はなんとしても2014年の実績よりもプラスするべくイベントを乱発したのでしょう。が、今年からはどうやら、イベントは月1回にするような感じです。まぁユーザー側からしても、イベントを頻繁にされたら、もう何がお得でお得でないか、というのもわからなくなりますよね。その結果かどうかわからないですが、楽天の売上はどうやら失速しているようです。
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しかも、この数字はゲタを履かせたものなのだ。楽天は昨年11月に突如、流通総額の定義を変更した。それまではネット商店街「楽天市場」が中心だっ たが、宿泊予約の楽天トラベルを合算した新しい基準に変えた。この変更により、決算で公表してきた楽天市場の売上高と利益は開示されなくなった。
「伸びの高い楽天トラベルを合算して10.2%ということは、楽天市場の伸びは1ケタにとどまったと考えられる」と分析するアナリストもいる。
途中から、楽天市場と楽天トラベルを合算してきた流通総額ですが、このグラフが今後どのように更新されるか、注目しておきたいところです。
楽天が失速してきた要因
YAHOOとAmazonの攻勢という外部的要因はさておき、個人的に楽天の売上が失速してきた内部的要因を分析していきます。
マスメディアの露出の少なさ
楽天は楽天カードくらいのCMで、楽天市場として、あまりCMしていないですよね。(あまりテレビを見ないのでわからないのですが、スーパーSALEの時にしか見ないような気がします)それに対して、YAHOOとAmazonはCMなど定期的に流している様子。要は楽天はWEBのみでしか、広告を打たず、マスに対しては、何もしなかったのだ。
引用:楽天でのインターネット販売とは|ネットショップ開業なら楽天市場
最近になって、メルカリを意識した、楽天フリマアプリの「ラクマ」や、クックパッドを意識した、「楽天レシピ」などCMを打ってきたようなイメージです。おそらく、楽天市場と楽天トラベルでは、補えなくなった流通総額の規模を、違う分野で補おうとしてるのではないかと思う。ようやくマスメディアの露出の低さに気づいたのか、今年になってからは、CMが増えてきている様子。
目新しいサービスが特にない
2015年
楽天のHPにあるように、2015年は目新しいサービスがない、といった部分が、楽天売上失速になっているように思う。2014年は楽天でんわなど、新しいサービスも始まったが、2015年は特に目立った新しいサービスがでてきていない。
ラクマも楽天レシピもすでに二番煎じ
上記にも挙げたように、メルカリを意識した、楽天フリマアプリの「ラクマ」や、クックパッドを意識した「楽天レシピ」などCMを打ってきているが、これもすでに他社であるサービス。もう二番煎じなのだ。
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まとめ
海外事業も足を引っ張っている様子だが・・・楽天の今後の動きとしては、国内市場で盛り上がっている、シェアリングエコノミーサービスを展開させていくであろう。ただ、すでに二番煎じとなっている為、 今後の楽天の動きに注目していきたい。また足を引っ張っている海外事業をどうテコ入れしていくか。いずれにしても楽天独自の新しいサービスを生み出していくことが、楽天の今後のカギとなってくるのではないだろうか。
追記
この記事から、「楽天 売れない」「楽天 今後」「楽天 不安」というおそらく、楽天出店者の方?からの検索が多いようなので、以下の記事を作成してみました。参考にしてみてください。